キレイな言葉が、見当たらない

殴り合うときは拳じゃなくて、言葉で

全部が全部「悪」じゃないから、学びなのだ

4月ですね
新年度。新しい環境になる人が多いのではないでしょうか
わたしは変わりません。現状維持ではないが、変わらず、同じ
ということで大きな変化はとてつもないストレスで
恐ろしいな、と思っているので良かったです

 

今日は電車でも会社までの道でも
入社式に向かう社会人1年目の子をたくさんみました

気づけば社会人になって干支も一周してすっかり中堅になったわけですが
やっぱり社会人になって「はじめてだ」という経験がたくさんあったな、って思います

 

特に「女の子なんだから」というのは、
学生時代よりも社会人になってからの方が圧倒的に言われる機会が増えました

入社した会社が男性が圧倒的に多いところだったこともあり
人事担当や先輩たちに言われることが多く

偉い人へのお酌の方法であったり、
空いたグラスの片づけや注文を確認するタイミングなど
知らなくてもいいけど、知っていて役立ったわー助けられたわー
っていうことも「女の子はこういうことしてね」っていう
価値観が根強い組織にいたから身に付いたなっていうのもあり
一概に「女の子なんだから」が悪いものだとは思っていません
むしろ1年目で身に付けられたから救われたことが多いし

 

とはいえ、
「女のくせに」「女なんだから」という言葉も浴びせられたし、
「可愛げがない」「役に立ってないんだから早くやめろ」
「仕事できないのにいつまで会社にいるの?」とも言われまして

 

文字にするときついこと言われてきたんだなぁと思うと同時に、
当時のわたしはヘラヘラと「そうっすよね」と返事にもならない対応をしていたので
言いやすかったんだろうなって、10年以上会社員やってて昇華してます

 

わたしの悪いところは、年齢もキャリアも上でプライドが高く
否定されることを嫌う女性を下に見る男性に対して
正論で論破しようとしてしまうことです

問題が起きたときに、問題点と疑問点、同時に解決方法をまとめて
メールのやりとりがあればそれをスクショで送り
時系列と合わせて
「あなたのこの指示を受け対応し、現状こうなっている
 なぜこのようなことになったのか、確認漏れがあったか検証が必要で
 解決のためにはこれが必要だから
 このデータを先方に送る必要がある
 メールの文面などはこれを転送してほしい」
といったように、上司に対して指示まで出してしまうからだ

 

別に自分のやっていることがすべて正しいとは思っていなくて
自分でも本当に可愛げがなくてうんざりするけども
トラブル対応は初動が基本という頭で動いてしまうので
上司からは嫌われる

問題や疑問、解決方法など相談なく矢継ぎ早にまくし立てている形になるので
「お前は頭がおかしい。病院へ行った方がいい」と言われることもある
あとは関係する部署の人に
「あいつは俺がコントロールしてる。そうじゃなきゃまともに働けないおかしい奴」
と、自分の知らないところで悪口を散々言われていたりして

年下の部下の女に自分が指示をされているというところで
もう相手はカンカンのプンプンのチンチン

 

何度この失敗をしても覚えないわたしが悪いんだけど
なぜか「女はなにもできない」「指示しなくちゃ動けない」という考えの
上司の下で働くことが多いんですよね

 

とにかく「女のくせに」や「女なんだから」ということは
嫌な思いをすることはあるけれど、
会社に来たお客様へのお茶出しは、実際に私生活でも少し役に立つし
接待や飲み会での振舞も、大人数でワイワイするときに視野を広く持つ練習になるし
全部が全部悪いものじゃないと思うんですよね

 

社畜社畜」って社会人になる前からいう子は多いけど
社畜にもなれない奴が、何者かになれると思うなよ」と
左頬を叩きに行きたくなっちゃうのも本音

 

4月になり新しい生活がはじまり、不安になるのは全員同じ
むしろ変わらない人でも周りが変わっていることに対し「自分は置いてけぼりなのでは?」と焦って不安になる時期です

下を向いてしまうことが増えることもあると思う
でも、見上げれば桜が綺麗に咲いています

下を向きたくなったら、桜を探してみてください
自然と視線が上がり、前向きになれるはず

これはわたしの経験則でしかないけど、
やっぱり視線が上がると気分も少し上がったりするんですよね

だから桜はこの時期に咲いてくれるのかもしれません

 

「でも一番病むのは5月の大型連休明けだぞ」とか言う言葉は今は受け付けません
お気持ち表明拒絶派です

 

さて、ごはんも食べたので残りの時間もしっかりがんばります